所長の北澤哲也です。今回は私がブログを更新します。
静岡労働局より精神障害者の就職件数が県内で大幅に伸びているという発表がありました。
2011年度の就職件数は前年度比46.9%増の614件でした。
その背景には以下の3つがあげられるそうです。
①精神障害者の就業意欲が高まっている事(新規求職者数も1275人と5年前の2倍)
②ハローワーク内に精神障害者対応の専門家配置及び助成金制度を設けた事
③平成25年4月1日から障害者雇用率※引き上げがある事
国はメンタルヘルス対策として精神障害者の雇用維持、雇用促進の重要性を訴え続け、時間が経過してきた中で、会社側にもうつ病をはじめとした精神障害者を受け入れる体制が徐々に広がっています。
しかし、中小企業では社員一人一人にかかる責任が大きく、精神障害者の積極雇用まで手が回らないのが実情と言えます。とはいえ後述の障害者雇用率引き上げが来年4月より予定されている事、労働力人口が減少し続ける事を考えると、今後は精神障害者の雇用に向き合い、その能力を引き出し、活躍してもらう事を考えることが明日の貴重な労働力確保につながるのではないでしょうか?。
※障害者雇用率「障害者の雇用の促進等に関する法律」では、事業主に対して、その雇用する社員に占める身体障害者、知的障害者、精神障害者等の割合が一定率以上になるよう義務付けられています。平成25年4月1日より社員50人以上を雇う事業主さんは1人以上障害者を雇用する義務が生じます。遵守できない事業所で200人以上社員が在籍している場合、障害者雇用納付金として1か月5万円支払う義務があります。
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