所長の北澤です。山や木々の緑がきれいで、とてもすごしやすいいい季節ですね!!
さて、静岡労働局(監督署の上位組織)より「平成27年度労働行政運営方針」が
発表されましたのでご報告いたします。
①働き方改革-[臨検監督等による最低労働条件確保に加え、長時間労働抑制、年次有給休暇取得
促進、ワークライフバランスの実現、企業の自主的な取組や気運の醸成等]
解説:政府が発表した「夏場の朝方勤務推進」のように、国を挙げて、労働時間を有効に
活用し能率よく労働する体制を啓蒙していきます。
ここから読み解けるキーワードは「いわゆる長時間労働体制を厳しく監視」であり、 実務的に例をあげれば時間外協定は提出されていれば良いわけでなく、協定の中身と
実態に乖離がないか厳しくチェックされるでしょう。
また、今年度は技能実習生を雇用する事業場への法定労働条件確保のための
監督指導を行うようです。
②人手不足対策-[助成金の活用等による多様な正社員の普及や非正規社員の正社員登用の
促進などを通じて、人手不足対策]
解説:キャリアアップ助成金等は国の主要施策の一つとして今年度も大いに奨励されます。
③女性の活躍促進-[妊娠、出産等を理由とする不利益取扱いへの厳正な対処、女性の管理職
登用の推進等]
解説:②の人手不足に繋がりますが、女性の社会進出を国は大いに後押ししています。
今年度もセクハラ、マタハラ、男女雇用均等確保、パートタイマーの労働条件監督
等への指導に今年も行政側が力を入れるでしょう。
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