新年あけましておめでとうございます。所長の北澤です。
今年も皆様のお役にたてるよう努力いたします。
これからの労務管理は人材不足もあり、既存の考え方に捕らわれない
柔軟で理解のある制度設計が必要になると考えます。
人材確保のために幾つかの方法を考えていく必要があります。
(1)人材を雇用する (2)人材離職を防止する
この2つの方向性のうち、人材離職防止の観点で見過ごせなくなる
「介護離職」に関する興味深いデータがあります。
親族を介護した経験がある部長職600人対象 人材会社アデコによる調査
・介護離職について
① 何度も考えた20% ② 1~2回考えた28% ③ 考えたことはない53%
・離職を考えた理由・・・体力・精神的な負担や不安
・離職を考えた事がない理由・・・収入面での不安
・介護で会社を休んだ時に利用した制度
①年次有給休暇88% ②介護休暇(育児・介護休業法)16%
③介護休業(育児・介護休業法)3%
介護休暇・介護休業に関しては給与面の不安があったり、
会社に制度がある事を知らない方もまだ多くいると考えられます。
介護休暇取得時無給は比較的一般的です。介護休業に関しては無給でも良いですが、
ご本人がハローワークに介護休業給付が申請できます。
介護休業給付は休業した時の賃金の67%程度が支給されますので、御社も介護の件で
従業員よりご相談あった場合、人員確保の意図も含めて、積極的に活用を
お考えいただく事をご提案いたします。